今の吉原
「吉原」という地名はもうない。でも、吉原遊郭という土地の性質は今も一部に残っている。そんな街の周辺も歩いてみよう。
今も昔も男の遊び場
女性はたくましく?
「吉原」が「千束」に かつての吉原遊郭は、今の住所で言えば「千束3丁目」と「千束4丁目」になる。中心の通りは「仲之町」だ。吉原大門からS字の道路を入っていけば「仲之町」の通りだ。
昼間歩いたせいか、それほどの人通りはない。普通にコンビニもある。飲食店もある。ただ、普通の街と違うのは、蝶ネクタイ姿の男性が立っていることだろう。いかにもボーイさんという感じの服装である。とはいえ、特段珍しいわけではない。例えば東京・新宿歌舞伎町などの繁華街で見かける光景ではある。
私が驚いたのは、街の中にラブホテルがあることだ。誰が利用するのだろうか。
夕方になると、タクシーで乗り付ける女性や歩いてやって来る女性の姿が増える。きれいな服装をしている。女性にとってこの街は享楽の場ではなく、あくまでも仕事場なのである。
現代の“遊女”はかつてのような借金を背負って逃げられない運命というわけではなく、恐らく将来の自分の目標を実現するためにお金を稼ぐ、自分で自分の人生を切り開こうとしているたくましい女性たちではないかと想像する。
かつての遊女は今の街をどう見るだろうか。
感想
落ち着いたたたずまいだと感じるのは、歴史があるせいだろうか。大人の街だという雰囲気が漂う。私が歩いたのが昼間だったからだろうか。
基本的には夜の街である。それだけに、健全に歩いてみたい場合は昼間がうってつけだと思う。昼間は普通の人も歩いているので、変な雰囲気はない。
前のページへ